こんにちは、D課長です!
今回からは、第2章「計画」を作り込む の 『「すべき目標」を設定する』 について解説していきます!それではどうぞ!
この記事は、次のような人におすすめです!
・目標を立てたけど、何かを変えるまでに至らない
・目標の立て方がバラバラで計画づくりのモチベーションが高まらない
目次
1 過去志向型か、未来志向型か?
計画を作り込む段階に至るために重要なのは、「できる目標」ではなく「すべき目標」を立てることです。
一般的に、「できる目標」は過去の実績を参考にし、現実的な目標を設定する傾向があります。
しかし、「すべき目標」は未来志向型であり、現状の実績を踏まえつつ、将来的な大きな目標を設定します。
これによって、計画を立てる際に必要な方向性が明確になり、PDCAサイクルを回すための基盤が整います。
2 「あるべき姿」に近づくための目標設定
「できる目標」と「すべき目標」の決定的な違いは、それぞれの目標を立てた瞬間に生じる「求められる変化の必要性」の高さにあります。
「できる目標」は過去の実績を基に設定され、難易度が低く、既存の仕事方法を変える必要性が低いです。
一方、「すべき目標」は、組織のビジョンや将来の姿を考えて設定され、前向きなイメージを具体化する作業であり、変化と進化を求めます。
3 必然的に難易度の高い目標になる
数年後の確かな未来像を実現するために、「来年度達成すべき目標」は必然的に高く設定されます。
これに取り組むことで、より効果的で効率的な方法を模索し、仕事のアプローチを変える必要が生じます。
高い目標を追求することで、計画を立てるモチベーションが高まり、大きな変革が求められるにもかかわらず、達成したいという強い意欲が生まれるため、「すべき目標」を設定する必要があるのです。
4 まとめ
以上、「計画」を作り込む の 『「すべき目標」を設定する』についての解説でした!
それでは今回の内容を振り返ります。
[まとめ]
- 「できる目標」を設定するから、今まで通りの仕事のやり方を変える必要がなく結果としてPDCAが回らない。
- 「すべき目標」を設定すれば、目標達成の難易度が高く、今までのやり方を変える必要がるため、PDCAサイクルを回す必要が出てくる。
2012年の「これだけ!PDCA」(すばる舎リンケージ)を皮切りに、2014年「PDCAが面白いほどできる本」(KADOKAWA)、2016年「PDCAの教科書」(マイナビ)、2017年「マンガでやさしくわかるPDCA」(日本能率協会マネジメントセンター)、2018年はPDCAをテーマとした5冊目の本として「最強のPDCA」(ナツメ社)を出版。
「PDCAを回せる組織はすべからく成長できる」という持論のもとに作り上げた『PDCA浸透プログラム』は、「PDCAを回せない」個々の企業がそれぞれ抱えている問題の本質に正確に切り込んでいくプロセスを特長としており、企業規模、業種業態を問わず、様々な企業に採用されている。