こんにちは、D課長です!
今回からは、第3章「実行」の質を高める の 『非重要業務をやめる』 について解説していきます!それではどうぞ!
この記事は、次のような人におすすめです!
・非重要業務をやめたい
・個人ではなかなか解決しない
目次
1 なぜ、重要業務に注力できないのか?
重要業務に時間を充てることは、非重要業務をやめることを意味します。
ただし、「非重要な業務をやめる」という表現を誤解せず、「重要業務に結びつかない業務を中断する」と理解すべきです。
このテーマは個人の結論ではなく、会社やチーム全体で検討すべきものです。
なぜなら、各従業員の担当業務は、会社のビジネスを回すために必要なものであり、一人の個人がその判断を下すことは難しいからです。
また、組織が確立してきた役割分担や作業の進め方には慣れがあり、それを変えることが難しい場合もあります。
従って、これまでの仕事進行の方法は「前提条件」とみなされ、固定観念による思考停止の可能性もあるのです。
2 部門間での話し合いと調整が必要
各部門の業務を十分に理解しているキーパーソンが協議し、重要業務を明確にする必要があります。
特に、営業マンが「訪問件数」や「面談時間」に重点を置く企業では、営業活動に集中させるべきです。
しかし、担当顧客からの依頼により、他のメンバーが対応すべき案件まで営業マンが担当することがあります。これにより、営業マンの重要業務が犠牲にされます。
このような状況を避けるためには、適切な業務の分担と優先順位の設定が重要です。
3 効果的な時間配分をするための秘訣
非重要業務が営業マンの「限られた時間」を占有しないようにするには、非重要業務を詳細に精査し、本当に意味のない業務は中止し、必要な業務であれば、時間を節約する方法を模索するか、他の部門や担当者に業務を移譲するという決定を行う必要があります。
これらの決定を行う際に、「重要業務に注力する」という本来の目的を見失わないよう十分な注意が必要です。
4 まとめ
以上、「実行」の質を高める の 『非重要業務をやめる』 についての解説でした!
それでは今回の内容を振り返ります。
[まとめ]
- 非重要業務の解決は部門間で話し合うべき問題
- 惰性に流されず、非重要業務をやめることを意識しよう
2012年の「これだけ!PDCA」(すばる舎リンケージ)を皮切りに、2014年「PDCAが面白いほどできる本」(KADOKAWA)、2016年「PDCAの教科書」(マイナビ)、2017年「マンガでやさしくわかるPDCA」(日本能率協会マネジメントセンター)、2018年はPDCAをテーマとした5冊目の本として「最強のPDCA」(ナツメ社)を出版。
「PDCAを回せる組織はすべからく成長できる」という持論のもとに作り上げた『PDCA浸透プログラム』は、「PDCAを回せない」個々の企業がそれぞれ抱えている問題の本質に正確に切り込んでいくプロセスを特長としており、企業規模、業種業態を問わず、様々な企業に採用されている。