こんにちは、D課長です!
今回からは、第2章「計画」を作り込む の 『最も重要な行動を見極める』 について解説していきます!それではどうぞ!
この記事は、次のような人におすすめです!
・「すべき目標」を立てるプロセスを知りたい
・「固い目標」をどのように立てるか知りたい
目次
1 「どれも重要」は「どれも重要でない」ということ
「仕事で最も重要な行動は何か?」という質問に即答できる人は少なく、そのような質問を受ける機会も少ないと思われます。しかし、「お客さまがあなたの会社に求めていることは何か?」という質問は、お客さまと接点のある仕事をしている人にとっては比較的容易に答えられます。
たとえば、マクドナルドの社員として考えてみましょう。お客さまに求められていることは「美味しさ」「価格」「豊富なメニュー」「居心地のよい店舗」などさまざまな要素があります。
これらはすべて重要な要素であり、どれも欠けてはならないと思われるかもしれません。
しかし、これらの要素には優先順位がなく、具体的な行動に置き換える際にどれを優先すべきかが分からない可能性があります。
したがって、「お客さまとの約束」を明らかにすることが重要です。
どの要素が顧客にとって最も重要であるかを明確にし、それに基づいて行動計画を立てることが必要です。
2 マクドナルドが「スピード」にこだわる理由
マクドナルドは「お待たせしません」というスピードを本著で強調する理由は、スピードが維持できなくなると商品やメニューの挑戦が無意味になるからです。
お客様が注文や提供まで待たされると、他のお客様も待たされ、売上も減少します。
そのため、スピードは重要な要素であり、その他の要素もおろそかにされているわけではありません。
3 「最も重要な行動」が事業戦略につながる
マクドナルドは、スピードを確保するために重要な行動を選別し、現場の混乱を引き起こすような挑戦は回避するようになったと思われます。
限られた資源(ヒト・モノ・カネ・時間)をいかに効果的に活用するかという視点に立つと、最も重要な行動を見極めることは不可欠な要件であることがわかるはずです。
4 まとめ
以上、「計画」を作り込む の 『最も重要な行動を見極める』についての解説でした!
それでは今回の内容を振り返ります。
[まとめ]
- 仕事で「最も重要な行動」には必ず優先順位がある。
- 「最も重要な行動」を見極めると、計画の骨子が固まる。
2012年の「これだけ!PDCA」(すばる舎リンケージ)を皮切りに、2014年「PDCAが面白いほどできる本」(KADOKAWA)、2016年「PDCAの教科書」(マイナビ)、2017年「マンガでやさしくわかるPDCA」(日本能率協会マネジメントセンター)、2018年はPDCAをテーマとした5冊目の本として「最強のPDCA」(ナツメ社)を出版。
「PDCAを回せる組織はすべからく成長できる」という持論のもとに作り上げた『PDCA浸透プログラム』は、「PDCAを回せない」個々の企業がそれぞれ抱えている問題の本質に正確に切り込んでいくプロセスを特長としており、企業規模、業種業態を問わず、様々な企業に採用されている。